減税をやったら、政権の支持率は上がるんですか?
上がる。だが、それが命取りになるのニャ。
世間の政治評論家どもは「減税をやれば支持率が跳ね上がって政権は安泰だ」と言う。反対の側は「財政が壊れて政権が倒れる」と言う。
どちらも、半分だけ当たっておる。
正しくはこうだ。支持率は上がる。そして、上がったことが原因で倒れる。
矛盾しているように聞こえるか。だが星の配置を見れば、これは一本の線でつながっておる。
私がピンクの肉球で描いたホロスコープを、よーく見るがいい。
診断に使うホロスコープ
消費税のネイタルチャート(出生図)
- 年月日:1989年(平成元年)4月1日
- 場所:日本・東京
- 時間:00時00分(法律の施行の瞬間)
この図の読み方と、基本の配置は、こちらで詳しく解説してある。
→ 食品消費税は1%になる?
今日の診断で使う配置
- 月は水瓶座……国民感情。熱しやすく、冷めるのはもっと速い。
- 太陽・水星・金星が牡羊座に集中……勢いでしか進めない。勢いは続かない。
- 山羊座に土星・天王星・海王星……穴埋めは、必ず来る。
- 冥王星は蠍座……制度は生き残る。生き残らないのは、人のほう。
結論:支持率は、上がってから殺しにくる
順番に見ていこう。この4つの配置は、ちょうど時間の順に並んでいる。
① 最初の数週間 —— 支持率は本当に上がる
使う配置:太陽・水星・金星が牡羊座
牡羊座の3天体は「一気にやる」性質だった。半端な下げ方はしない。やると決めたら、大きく、はっきりやる。
何が起きるか:大きくはっきりやったものは、目に見える。スーパーの値札が変わる。レシートの数字が変わる。誰にでも分かる形で、変わる。
だから支持率は上がる。これは間違いなく上がるニャ。そして政権は「国民の声に応えた」と胸を張る。
ここまでは、評論家どもの言うとおりだ。問題は、その先である。
② 次の数か月 —— 冷める
使う配置:月が水瓶座
国のホロスコープで月が示すのは国民感情だ。それが水瓶座——距離を置いて見る。長く感謝しない。
何が起きるか:安くなった値段は、2か月で「当たり前」になる。
水瓶座は、もらったものを「権利」に変換するのが極端に速い星座ニャ。最初は「ありがたい」。次に「当然だ」。そして最後は「もっと下げろ」になる。
感謝の期限が切れたとき、政権の手元には何も残っておらん。もう配るものがないのだ。
③ そして、穴埋めが来る —— 山羊座の3天体
使う配置:山羊座の土星・天王星・海王星
ここが、この診断の要ニャ。
この三重奏は「国家が国民から安定して取り、二度と手放さない仕組み」だった。この仕組みは、税率を下げても無傷で残る。
何が起きるか:減った収入は、必ずどこかで埋められる。社会保険料。別の名前の税。給付の削減。窓口負担の引き上げ。
そしてその穴埋めは、減税から少し遅れて来る。これが致命的だ。
感謝がちょうど切れたころに、負担が届く。順番が最悪なのだ。国民から見れば、こう見える——「安くしたと言っておいて、結局こっちで取るのか」と。
裏切られたと感じるのは、期待させられた者だけニャ。支持率を上げたことが、そのまま落差になる。
④ そして、内側から割れる
使う配置:牡羊座の3天体(続き)
牡羊座は「進む」ことしかできない。止まることも、戻ることも、この星座は苦手だ。
何が起きるか:支持が落ちたとき、政権には2つの道しかない。さらに配るか、負担を認めるか。
だが配る財源はもうない。負担を認めれば、減税をやった意味が消える。どちらにも進めない。
そのとき与党の中で何が起きるか。「だから言ったんだ」と言う者が出てくる。もともと反対だった側が、正しさを取り戻す。
減税を進めた側は、成果を数字で示さねばならなくなる。だが数字は、②と③のせいで、もう出ない。
ここで割れるニャ。外から倒されるのではない。内側から割れる。
そのあたりの仕組みは、党の側の出生図で詳しく診断してある。
→ 減税は自民党を壊すか【要確認:公開後にURLを差し替える】
⑤ そして、制度だけが残る —— 蠍座の冥王星
使う配置:冥王星が蠍座
最後に、いちばん冷たい配置だ。
冥王星は死と再生の星。自分の家である蠍座にいて、強烈に効いている。この制度は、壊そうとしても死なない。
何が起きるか:政権が倒れても、消費税という仕組みは残る。税率がいくつになろうと、集める仕組み、納める仕組み、罰する仕組みは、そのまま次の政権に引き継がれる。
この制度にとって、政権とは着替えのようなものニャ。
1989年に生まれてから、この制度はいくつもの政権を見送ってきた。上げた政権も、下げると言った政権も、みな先に消えた。そして制度だけが、いまも生きている。
結論:減税は、政権にとって最後の一手だ
まとめておこう。
- 支持率は上がる … 牡羊座は、目に見える形でやるから
- 2か月で冷める … 水瓶座の月は、感謝を権利に変える
- 遅れて負担が届く … 山羊座の仕組みは、税率を下げても無傷
- 内側から割れる … 進むことしかできない者は、止まれない
- 制度だけが残る … 蠍座の冥王星にとって、政権は着替え
だから、こう言える。
減税を掲げる政権は、それを最後の切り札だと思っている。そして星の配置から見れば——それは正しい。文字どおり、最後の一手だからニャ。
切ったあとに、次の手はない。
星は、慰めてはくれん。だが、嘘もつかんのさ。
この制度にとって、政権とは着替えのようなものニャ。着替えは、いくらでも替えがきく。
※この記事は2026年8月時点の星の配置をもとに読み解いています。
